人気ブログランキング | 話題のタグを見る

Kanon&Aria

kanoaria.exblog.jp

胆泥症・①

胆泥症・①_c0074156_23455414.jpg

カノンの検査のため病院へ行ってきました。

多飲多尿が始まったのが昨年9月、
以前通っていた病院で腎不全の初期と診断されたのが昨年11月。
12月から処方食に変え、検査を受けながら様子を見てきましたが、
どうも診断に納得できなくて、病院を変えて更に詳しい検査をしたのが今年の7月。
結果、腎不全ではないらしいと分かってホッとしていたのですが・・・



8月に副腎の様子を見るためエコー検査をしました。
その時ついでに先生が胆嚢を写したところ、泥がびっちり溜まっているのがわかり、
今度は胆泥症と診断されてしまいました。(=△=)

原因は食事内容、年齢、運動不足や犬種、体質などですが、本来はサラサラの胆汁が何らかの異常によってネバネバの泥状になって溜まったものが胆泥症だそうで、人の胆石と犬の場合は少しメカニズムが違うんだそうです。


胆泥症・①_c0074156_0111197.jpg

すぐに低脂肪フードに切り替えて様子を見ていましたが、今回のエコーでも症状は改善されていませんでした。
このままだと、悪化すれば胆管が閉塞したり胆嚢の破裂を招く恐れがあると言われて投薬を開始することになりました。
今日から一日2回、2種類のお薬を飲む事になります。

先生のお話:
『自分が大学病院に勤務していた10年ほど前までは、
中年期の犬に胆泥症が診られるのは当たり前で、むしろ普通だと思われていた。
しかし最近は胆管閉塞や破裂で手術が必要なケースも増えて、
積極的に治療をする方向に変わってきました。』

カノンの場合、食事は基本的にドッグフードなので、
腎不全と誤診された間に食べていた、高カロリー・高脂肪の処方食が(泥が溜まった)原因の可能性もあるけれど、、
内分泌系や肝臓の異常も胆泥症の原因となるため、一概にフードだけの問題とは言い切れない、とのこと。
とにかく早く食事療法と治療をはじめるのが大切と説明されました。


胆泥症・①_c0074156_0154882.jpg

ということで、これからカノンはお薬+低脂肪フード、あるいは手作り食でカロリー&脂肪分を控えることになりました。

胆嚢は数ヶ月で泥が溜まるわけではなく、時間をかけて今の状態になったこと。
お薬を飲んでもすぐに改善はしないこと。1年2年かけて良くしていくこと・・など気が重くなるお話でした。
当たり前のことですが、人間にとっても犬にとっても食生活は本当に大切なんですね。

ご飯類、パン、麺類はお芋類も控え目に。
野菜はOKなので、フードに徐々に手作りを増やしていくことになりました。

良かれと思って与えていた腎臓の処方食がこういう結果をもたらすとは・・・
もちろんフードの問題だけではないと分かっていますがもっと早くやめていれば良かった。
犬の1年は人の何倍にもあたるのに・・・とても悔いが残ります。

しかし落ち込んでばかりはいられません!
不幸中の幸いというか、尿検査、血液検査共に今のところ大きな異常は見つかりませんでしたし、
多飲多尿も今のところ治まっています。

犬の胆泥症がこんなに危ない病気であることを今回初めて知りましたが、
これからの進行を食い止めるためにも、食事に気をつけて色々試してみなくては。

カノン、ごめんね・・・(涙)
ママも病気や食事のこと、もっと勉強するから一緒に頑張ろうね。
次回の検査は2週間後です。
by kanoaria | 2008-11-17 23:44 | アリカノ@健康