2017年 12月 31日

なかなかこのブログに向き合ってカノンのことを書くことができませんでした。
私の可愛いカノン。
今年の3/4にお空に帰っていきました。
6才の頃から心雑音があって、小型犬に良く見られる憎帽弁閉鎖不全と診断されてからはずっとお薬を飲んでいました。定期検診で雑音を指摘されるだけで、いたって普通にお散歩を楽しんでいたカノンも、10才を超えるころには、度々呼吸が苦しそうだったり息が上がることが増えていきました。色々な病院に連れて行きましたが、検査の検査は憎帽弁閉鎖不全の初期。これはどうもおかしい・・と調べて循環器専門の病院に連れて行きました。検査の結果は、憎帽弁の閉鎖不全よりも問題なのは大動脈の強度の狭窄・・おそらく生まれつきのものでしょう。この時に、いつ大きな発作が起きてもおかしくない。一度の発作が命取りになるかもしれない。これからは静かに、なるべく興奮させないように生活させてください、と言われました。
2016年前半までは何とか悪いなりにも小康状態だった腎臓の数値も、後半になるにつれてまず食欲にムラが出てきました。2017年、年が明けてからは数値も目に見えて悪化していき、同時に食欲もガタッと落ちてしまい、みるみる間に痩せてしまいました。手を替え品を替え何とか頑張って食べさせていたけれど、2月に入ってからは一口食べさせるのにも一苦労。これは桜の開花は見られないかも・・と覚悟してはいたけれど、まさかこの日にお別れするとは思わなかった。
この日、朝からケーブルTVの接続を見るために業者の人が来ていて、直前までカノンはいつも通りトイレに行ってお水を飲んで家の中をちょこちょこと歩き回っていました。作業の邪魔にならないようにキャリーバッグの中に入れて私が肩からかけていましたが、業者の人が帰る頃になって、突然荒い息を始めたので、慌ててバッグを開けるとカノンはもう旅立った後でした。
その後、病院に連れて行き綺麗にしてもらっている間、先生に、カノンの心臓の状態はとても悪かったので、いつ大きな発作が起きてもおかしくなかった。良く頑張りましたね、と言われました。本当に一瞬の出来事でしたが、長く苦しまずに済んでかえって良かったのかもしれません。
食べられなくて痩せてしまったけれど、亡くなる日の朝も普通にお水を飲んで、
ソファの周りをてけてけ歩いていたカノン。
最後までトイレも自分でできて、カノンらしく暮らしていました。
何年もの間沢山のお薬を飲んで、晩年はお散歩も禁止されてできなかったし、
目も見えなくなっていたけれど、家の中では楽しそうに過ごしていたね。
時々、カートの中に入っれて公園に連れて行くと
とても気持ちよさそうに空気を感じてたね。
カノン、本当に良く頑張ったね。
亡くなった日は土曜日で、主人はこの日から出張に行くはずでしたが、
出発を一日遅らせて、アリアも連れて一緒にお見送りしました。
私がお気に入りのお洋服を着せて、沢山のお花に囲まれて、抜けるような青空の下、
カノンは午後3時に旅立って行きました。
15才と4か月と20日。
辛いことも、嬉しいことも、すべて一緒に過ごしてきたね。
抱っこしている間、何度も抱きしめてキスをして、ママが囁いたこと聞こえたかな?
文字にしてしまうと、ありふれてしまうけど、今まで一緒に居てくれてありがとう。
我が家の子になってくれてありがとう。
カノンと一緒に暮らせて私たちは本当に幸せだった。
もうお薬も飲まなくていいから、
虹の国でいつまでも好きなだけ走って遊んでいいのよ。
これからは空の上から見守っていてね。
そして沢山の綺麗なお花と心のこもったメッセージをくれたお友達、
ありがとうございました。
皆さまとワンちゃんとの幸せな日々が長く続きますように。
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by kanoaria
| 2017-12-31 22:47
| カノンとアリア